和式トイレから洋式トイレへリフォームする費用|リフォーム費用の手引き

リフォーム費用の手引き

和式トイレから洋式トイレへリフォームする費用

昔ながらのしゃがんで用を足す「和式便器」のトイレを現在主流の「洋式便器」へ改築する場合の概算費用を算出します。
特にご年配の方にとってはきつい体勢を維持しなければならない和式便器。
衛生面も改善される快適な洋式トイレにリフォームするにはどれ位の費用がかかるのでしょうか。



和式トイレの状況設定


 
費用算出にあたり、ここでは和式便器の中でも汲み取り式ではなく、水洗タイプの状況からのリフォームとさせて頂きます。また、洋式便器を設置する為のトイレ内の最低限の広さは確保出来るものと致します。
 


和式トイレリフォームの流れ



1) 便器や床・壁等を解体
    ↓
2) 新しい便器のタイプに合わせて配管等を移動
    ↓
3) 床・壁・天井の下地木工事
    ↓
4) 内装工事
    ↓
5) 新しい洋式便器の取付
 
 


和式トイレから洋式トイレへのリフォーム費用



トイレのリフォームに関わる費用としましては、
【便器本体価格】+【周辺商品価格】+【改築取付工事費用】+【内装工事】
となります。
 
ここでは、いくつかのタイプに分けてご紹介致しますので、お客様のご要望に近いプランの費用をそれぞれ合計して頂き、参考にして下さい。 
 



トイレリフォームの「便器本体価格」+「周辺商品価格」



便器には様々な種類がありますので、ここでは機能の違いによりどの程度価格が変動するかを確認していきましょう。 尚、一般的な総称となっている「便器」につきましては、「便器本体部分」+「タンク部分」+「便座」の3種類のセット商品となっておりますので、それぞれの機能を少し細かくご説明させて頂きます。(メーカー希望小売価格からお値引き後の金額となっております。)



プラン① 【余計な機能はいらない!経済性重視のトイレ】
便器 ( 普通便器 / 防露タンク 手洗い無し / 普通便座 ) + 紙巻器
・・・4~5万円
 
プラン② 【ウォームレットだけは欲しい!便座が暖かいトイレ】
便器 ( 普通便器 / 防露タンク 手洗い有り / ウォームレット) + 紙巻器
・・・5~6万円
 
プラン③ 【予算もあるけどウォシュレットは欲しい!温水洗浄便座付きトイレ】
便器 ( 防露便器 / 防露タンク 手洗い有り / 操作部分一体型ウォシュレット ) + 紙巻器 + タオル掛け
・・・11~12万円
 
プラン④ 【節水や掃除の手軽さも取り入れたい!人気の快適トイレ】
便器 ( 防露・節水・縁なし・コーティング便器 / 防露・コーティングタンク 手洗い有り / 操作部分一体型ウォシュレット )+ 紙巻器 + タオル掛け
・・・12~14万円
 
プラン⑤ 【スタイリッシュなタンクレス便器にしたい!こだわりのトイレ】
便器 ( タンクレス便器 ウォシュレット一体型 手洗い無し 水圧による設置階制限有り) + ハンドル式コンパクト手洗器 + 紙巻器 + タオル掛け
・・・22~25万円
 
プラン⑥ 【高グレードタンクレス便器&周辺も充実!贅沢機能のトイレ】
便器 ( タンクレス便器 ウォシュレット一体型 手洗い無し 水圧による設置制限無し オート開閉 ) + 化粧鏡 + 手摺 + 下部収納&カウンター付き手洗器(自動水栓) + 二連紙巻器 + タオル掛け
・・・42~46万円
 
 


トイレリフォームの「改築取付工事費用」



続きまして、和式から洋式へリフォームする際の改築工事費用や、新しい便器を設置する取付費用などについて金額算出していきます。  上記プラン①~⑥の共通工事費用は次の通りです。



共通工事費  
・解体工事  ・・・4~5万円位
・木工事    ・・・6~8万円位
・配管工事  ・・・5~6万円位
・便器処分  ・・・1万円位
・便器取付費・・・2~3万円位
以上を合計しまして、
19~23万円 位となります。・・・【A】



▶ プランによる追加料金
もとの和式トイレの床に段差がある場合は、その解体工事及び木工事の費用として、【A】に
2万円位の追加となります。



「プラン②」の商品をお選びの場合は、トイレ内に新たにコンセント設置工事が必要となりますので、【A】に
3~4万円の追加となります。



「プラン③」または「プラン④」の商品をお選びの場合は、コンセント設置工事と温水洗浄便座設置費用の1万円が必要となりますので、【A】に
4~5万円の追加となります。
 
「プラン⑤」の商品をお選びの場合は、コンセント新設と温水洗浄便座取付費の他に、壁面へ手洗器を設置する為の配管工事などが必要となりますので、【A】に
8~10万円の追加となります。
 
「プラン⑥」の商品をお選びの場合は、コンセント新設と温水洗浄便座取付費の他に、配管工事・周辺機器取付費などが必要となりますので、【A】に
10~12万円の追加となります。
 
 


トイレリフォームの「内装工事費用」


 
トイレ内の内装工事についてご説明させて頂きます。
リフォーム後は洋式トイレとなりますので、床は防水性に優れたクッションフロアー、壁と天井はビニールクロス仕上げ、壁と床の接合部にはソフト巾木設置とさせて頂きます。1畳程度の広さのトイレの場合、
3~4万円位の内装工事費用となります。
 
 
以上となりますので、それぞれお客様に合ったプランを合計して頂き参考にして頂ければと思います。 同じ「和式便器から洋式便器へのリフォーム」でも、ご紹介させて頂きました通り、価格重視ですと28万円位から、性能にこだわりますと80万円位までの価格幅があります。
 
また、トイレのドア交換(10万円前後)や照明器具の交換(1-2万円位)などの実施によってもリフォーム費用が変わって参りますのでご注意下さい。






和式トイレから洋式トイレへリフォームした事例紹介



上記でご紹介した概算金額に該当する和式トイレのリフォーム事例を、いくつかピックアップしてご紹介させて頂きたいと思います。



■東京都国分寺市A様のリフォーム事例


ビフォー



アフター


 
「便器本体価格 8.3万円」+「周辺商品価格 1万円」+「改築取付工事費用 21万円」+「内装工事費用 3.5万円」
合計33.8万円
 
《近いプラン例》
「プラン④」の便器・タンクに、「プラン①」の普通便座の組み合わせ
《費用考察》
便器はプラン④の防露・節水・縁なし・コーティング便器ですが、便座は温水洗浄便座ではなく普通便座を選択した事例です。
段差のある和式便器だった為、【A】の工事費に2万円程度の追加となりますが、それでも21万円程度の工事費に収まっております。普通便座を選択した事で、コンセント新設などの電気工事なども不要な為、全体的な費用抑制に繋がっております。周辺商品は、紙巻器と手摺を新たに設置した費用です。
 




 
■東京都品川区N様のリフォーム事例


ビフォー



アフター


 
「便器本体価格 12.2万円」+「周辺商品価格 2千円」+「改築取付工事費用 22万円」+「内装工事費用 5.3万円」
合計39.7万円
 
《近いプラン例》
プラン④【節水や掃除の手軽さも取り入れたい!人気の快適トイレ】
《費用考察》
便器は「プラン④」のタイプになります。床に段差がありましたので、2万円程度の工事費が追加となっておりますが、天井と壁の上部は手を加えずにそのままの仕上がりとしている為、それらのプラスマイナスが生じて工事費22万となっております。また、お客様が防水性が高く掃除のしやすい内装材をご希望されておりましたので、床と壁にメラニン化粧のパネルを設置している事が特徴的です。こちらのパネルを利用する事で、もともと配管があった壁の穴なども目隠しできております。周辺商品は紙巻器の交換のみとなっております。


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