2階にキッチン2台目を増設する費用|リフォーム費用の手引き

リフォーム費用の手引き

2階にキッチン2台目を増設する費用

例えば祖父母との同居や、実家を出た子供が戻ってくるケースなど、現代社会では様々な理由がきっかけとなり、一戸建てに2台目のキッチンを設置したい、というリフォームが増えております。ここでは設置する建物条件を木造一戸建てとさせて頂いた上で、新しくキッチンを設置する場合のポイントやリフォーム費用についてご紹介できればと思います。



キッチン2台目を増設する為のリフォーム豆知識



費用の具体的な解説に入る前に、まずは新しくキッチンを設置する際のポイントについてお話しできればと思います。お客様がリフォーム会社との打ち合わせへ臨むにあたり、知っておいて損の無い情報だと思います。



1階にキッチンが設置されていると仮定致しますと、新しく設置する2台目のキッチンは、ライフスタイルの違う方が利用されるケースが多いと思います。プライバシーの観点や生活動線を考えますと、1階のフロアが広いご自宅を除いて、2階以上の部屋に新しく設置する事になるでしょう。



それでは2階の「どの部屋」の「どの場所」に設置するのが良いのでしょうか。また「どの様な工事」が発生するのでしょうか。その気になる内容について、費用にも影響のある以下のポイントを確認しながら検討して頂ければと思います。
 
 
①畳や絨毯よりもフローリングの部屋  
キッチン取付工事の他に、費用の面で大きなシェアを占めるのが内装工事となります。内装工事の費用を減らす事ができれば、リフォームコストの削減につながります。
 
キッチン本体は床材の上に乗せる形で設置する商品となっておりまして、畳やカーペットの様な不安定な素材の上にはそのまま設置できません。キッチンが固定しやすく、更に防水性も高いフローリングやクッションフロアーの上に設置するのが一般的です。畳や絨毯の部屋にキッチンを設置する場合は、床の工事が発生致しますので、もともとフローリングやクッションフロアーの洋室があればキッチン設置の部屋として最適です。



 
②外壁に面してキッチンを設置
基本的には工事のしやすさ(=コスト削減)を考えますと、キッチンの背面あるいは側面のいずれかが、外壁に面した壁に設置できる事が理想的です。これは配管や換気扇ダクト工事の距離が少なくなる為です。キッチンが廊下側などを向いて、背面も側面も外壁に面していない場合ですと、設置自体はもちろん可能ですがやや複雑な工事となる為、多かれ少なかれその分追加費用がかかってしまいます。
 



③窓との位置関係
洋室や和室には当然の事として窓が設けられております。②の通り外壁に面してキッチンを設置したいのですが、窓との位置関係についても考慮しなければなりません。どうしても窓と重なった場所にキッチンの設置を行う場合は、室内側で窓の内側に壁を造作する方法をとります。窓の開け閉めなどの使い勝手や採光面で事前理解が必要となります。
 
 
④配管経路について
キッチン設置予定の隣室に水まわりの設備がある場所でしたら、そこから分岐して新しいキッチンに配管を接続できますが、お湯の配管が2階まで来ているケースは少なく、基本的には1階の少し離れた場所から配管を延長してくる必要があります。もともと設置されている1階のキッチンの場合、この配管は床や壁の中を通って隠ぺいされており、室内や屋外はスッキリと仕上がっております。
 
しかしながら今回の様にキッチンを後付け設置する場合は、室内の壁の中を通そうとしますと、その経路となる全ての部屋で解体工事・木工事・内装工事が発生していまいます。その為、通常は露出で屋外の外壁に沿って配管を固定し、2階のキッチンまで延長して接続する方法を選択します。



 
⑤給湯器について
キッチン設置にあたり、既存の給湯器についても事前確認の重要なポイントとなります。2階のキッチンでも「お湯」を利用する事となりますので、屋外から水道メーターを経由して敷地内に入ってくる「水」を「お湯」に切り替えた上で2階のキッチンに接続する必要があり、その役割を果たしているのが給湯器です。
 
2階のキッチンでお湯を利用される頻度にもよりますが、少なくてもこれまで以上にお湯の同時使用の可能性は高まります。既存の給湯器の容量によっては、お湯の同時使用が増えますと、それぞれのお湯の出が悪くなってしまいます。その場合は、容量の大きい給湯器への交換、または2階のキッチン専用として追加で給湯専用タイプの給湯器を検討する必要があります。
 
容量が問題なくても、キッチンと給湯器の距離が離れておりますと、2階キッチンの水栓(蛇口)をひねってからお湯が出てくるまでが遅いと感じる現象が発生します。 ある程度までの距離は基本的に問題ないと思いますが、あまりに遠い位置関係となってしまう場合は、やはり給湯器の追加設置の検討が必要となります。
 
 
⑥ガス工事と費用について
ガスコンロや給湯器の設置に伴いガス工事が発生致します。ガス管の経路については④の水道配管と同様の考え方となりますが、ガス工事自体については弊社の職人が対応する訳ではなく、お客様が日々利用しているご契約のガス会社様に工事を依頼する事となります。工事中は連携して作業を行いますが、ガス工事の支払いは、お客様からガス会社様へ直接お願いする事となります。
 
尚、経験上の一般論ではありますが、プロパンガス会社様は比較的無料でご対応頂ける会社様が多いです。都市ガスの場合ですと、有料となりまして、2-3万円位の費用がかかってくると思います。
 
 


2階にキッチン2台目を増設するリフォーム費用



それでは、リフォーム費用について確認していきたいと思います。
費用の内訳としましては、大きく分類しますと、
 
「キッチン本体価格」+「取付工事費用」+「内装工事費用」+「給湯器工事費用」となります。リフォーム例をあげて費用を解説させて頂きます。
 



解説:図面上の右側と下側が外壁に面した2階の角部屋という設定です。6畳という事もあり、設置するキッチンは比較的コンパクトな幅210㎝サイズとしております。キッチン右側の側面は外壁と面しており、且つ窓とも干渉しない位置となっておりますので比較的工事のしやい場設置所です。もともと床がフローリングの部屋ですので、内装工事も発生しない条件が整っております。



 


2階にキッチン増設の「キッチン本体価格」


 
2台目のキッチンの場合、そこまでハイスペックな機能を導入する方は少ないですが、それでも最低限のこだわりはあると思いますので、簡単ではありますが2パターンご用意させて頂きました。いずれもメーカー希望小売価格からお値引き後の金額となります。



※写真はイメージです。


210㎝ / ステンレスカウンター / 開き扉 ( メラミン ) / シングルレバー水栓 / ガスコンロ ( フッ素 ) / 深型シロッコレンジフード
・・・ 19~21万円
 
 
 



 
 
 


※写真はイメージです。


210㎝ / 人造大理石カウンター / スライドドア ( 木目 ) / ハンドシャワー水栓 / ガラストップコンロ / スリムレンジフード
・・・ 36~39万円
 
 
 



 
 
 


2階にキッチン増設の「取付工事費用」


 
ご覧頂いた図面状況ですと、下記の様な工事費用となります。
・仮設工事 3万円
・木工事 3~4万円
・配管工事 13~14万円 
・電気工事 6~7万円 
・キッチン取付費 5万円 
・キッチンパネル施工費(材工共) 6~7万円  
小計36~40万円 位となります。
 
 


2階にキッチン増設の「内装工事費用」


 
上記でご覧頂いた図面状況ですと、フローリングの上からキッチンを設置できますので、内装工事を行わない事も可能です。その場合の内装工事費用は当然、
0円 となります。
 
 
ご参考としまして、その他のパターンをいくつか補足で解説させて頂きます。



▶同じ洋室でも、もともとカーペットだった場合フローリングへ張替えますと、
10~11万円位となります。
 
▶洋室でカーペットからフローリングよりもお手頃なクッションフロアーへ張替えますと、
5~6万円位となります。 



▶和室で、もともと畳だった場合、フローリングへ張替えますと、
15~16万円位となります。
 
また、床の内装工事費用を抑えるために、キッチン設置場所となる一部の床のみ工事を行う方法も可能です。床だけでなく、壁と天井のビニールクロス張替えを希望される場合は、6畳ですと5-6万円位の費用がかかります。
 
 


2階にキッチン増設の「給湯器工事費用」



キッチン増設において、給湯器の交換または追加設置が必要になるかどうかは、現在設置されている給湯器の性能、ご家族の人数やライフスタイル、キッチンと給湯器の位置関係などが関係してきます。この判断については現地調査やお客様とのお打ち合わせが必要となりますが、どの様なパターンがあり、いくら位かかるのかをご紹介できればと思います。



▶給湯器交換は不要。既存の給湯器を利用できる場合
0円 です。
※配管工事費用は、前述の「取付工事費用」に含めております。



▶お湯の出は気になるけど、20号の給湯器は最近交換したばかり。だから、新たに2階キッチン用の給湯専用給湯器を追加で設置する場合
10~11万円 位となります。
※給湯器本体・リモコン・設置費用の他、屋外に防水コンセントを増設する電気工事を含めております。



▶給湯器も古いし、性能不足も不安。これを機に20号から24号に交換する場合
19~20万円 位となります。



▶給湯器も古いし、性能不足も不安。交換ついでに24号エコジョーズタイプにする場合
25~26万円 位となります。
※新たに必要となる排水配管工事1箇所の工事費用を含めております。
 




 
以上となります。
プラン例にあげた6畳洋室の場合ですと、仮に安い方のキッチンをセレクトし、内装工事や給湯器交換も行わなければ、
55万円位でのリフォームが可能となる計算です。状況にもよりますが、これまでの実績・分析で、一般的なリフォーム相場としましても、で50~100万円位の工事内容と考えております。お客様のご自宅やプランに合わせてご参考にして頂ければと思います。


関連するリフォーム費用の手引きもっと見る

戸建ての水まわりを全て交換する費用

  • 戸建
  • キッチン
  • バス・洗面室
  • トイレ
  • 給湯システム

ビルトインコンロ(ガス・IH)を交換する費用

  • マンション
  • 戸建
  • キッチン

食器洗い乾燥機をキッチンに後付けする費用

  • 戸建
  • マンション
  • キッチン