キッチン周りの収納リフォームを費用別にご紹介|リフォーム費用の手引き

リフォーム費用の手引き

キッチン周りの収納リフォームを費用別にご紹介


調理用具や大きな鍋、食材に食器など、種類も量も多く、何かとごちゃごちゃしがちなキッチン周り。
そんなキッチンのお悩みを、リフォームで解決しませんか?
必要なスペースやお悩みの度合いに応じて、どんな収納方法があるのか、費用も含めてご紹介します!
 


キッチン収納の部位別リフォームプラン


 
1.予算30~50万円 吊戸棚を昇降機能付きに改善!
2.予算40万円前後 作り付けのカップボードを設置
3.予算20~60万円 背面収納をオリジナルなキッチン収納へ
4.予算55~60万円 本体交換による収納力アップ!
※金額はすべて税抜き表記になります。
 
 


キッチン収納プラン 吊戸棚


1.デッドスペースになりがちな吊戸棚を昇降機能付きに改善!



取り出しが大変な吊戸棚(ウォールキャビネット)は普段使わない物を入れている方も多いかと思います。
高い位置にある為、出し入れが難しく収納として使い勝手が悪いところですよね。
そこでお勧めなのが、昇降機能付きのウォールキャビネット(吊り戸棚)です。
名前は異なりますが、主要キッチンメーカー各社には、同様の商品が用意されていますので
ぜひ、カタログでチェックしてみて下さい。
その名の通り、吊戸棚の収納部分を上げたり下げたりできるので、中の物が取り出しやすく、
普段使いの物を収納しても不便ではありません。
デッドスペースがなくなり、キッチンの収納力がぐんとアップしますよ。



各メーカー、手動タイプと電動タイプを用意しており、電動タイプが比較的割高になります。
下記にそれぞれ費用を記載します。



①手動の昇降機能付き吊戸棚を設置する場合の費用



既存の吊戸棚を撤去して手動の昇降機能付き吊戸棚に変更した場合の費用は、
・解体工事 3万円
・仮設工事 2万円
・木工事(補強工事)4万円 
・電気工事 2.5万円
・手動の昇降機能付き吊戸棚 14~15万円
・吊り戸取付け 3万円
合計で、
28.5~29.5万円です。
※取付幅や内部のオプション機能などによって金額が異なります。
※上記の金額は取り付け幅165cm/90cと75cmの商品を組み合わせ場合の費用です。



②電動の昇降機能付き吊戸棚を設置する場合の費用



既存の吊戸棚を撤去して電動の昇降機能付き吊戸棚に変更した場合の費用は、
・解体工事 3万円
・仮設工事 2万円
・木工事(補強工事)4万円 
・電気工事 3万円
・手動の昇降機能付き吊戸棚 29~30万円
・吊り戸取付け 6万円
合計で、
47~48万円です。



※手動のものに比べて、商品価格が大きく変わります。
※上記の金額は、取り付け幅165cm/90cと75cmの商品を組み合わせた場合の費用です。
※また、本体がかなり重たいため、取り付け時の費用も少し割高になります。
 
 


キッチン収納プラン 造作家具


2.造り付けのカップボードで物も見た目もすっきり



食器棚等の家具を使っていると、天井部分などにデッドスペースができがち。(ほこりもたまりますし…)
また、これから家具を購入予定の方はスペースぴったりの物ってなかなか見つからないですよね。
そんなあなたにお勧めなのが、キッチンメーカーの作り付けカップボードの設置です。
サイズや戸棚の種類が複数から組み合わせで選べるため、キッチンスペースやお好みに合わせて自由にカスタマイズできます。



【カップボードの商品価格】



例えば、これまで収納棚や食器棚等の家具を置いていたところ、
吊り戸棚とカウンター付きの下部収納を合わせた造り付け収納にした場合、
商品代金は
19万円くらいになります。



【カップボードの取り付け工事にかかる費用】
キッチンの収納部をすべて造り付けカップボード収納に変えた場合、下記にような工事費用になります。
・解体工事 2万円
・仮設工事 2万円
・木工事 3万円
・内装工事 3.5万円
・電気工事 2.5万円
・吊り戸取付け 6万円
合計で、
19万円です。



【カップボードの取り付け工事にかかる全体の費用】
上記を踏まえて、商品代金(19万円)と、工事代金(19万円)を合計すると、
38万円になります。



ただし、これはあくまでも一例です。ご家庭によって、どのような種類のカップボードをつけるか変わってくると思います。
カップボードの種類は多種多様で、
①吊り戸とカウンターの上下セパレートタイプ(上記例のようなタイプです)
②吊り戸、中台、下台の全面タイプ
等があります。
①はカウンター部分を作業台としても使え、人気のある形です。
②は収納量が多いので、大家族や食器が多い方にお勧めです。



また、取り付けることのできる幅によっても選択肢が限られてきます。
通常、1種類のユニットに60cm、75cm、90cmサイズのバリエーションがあります。
このため、取り付け幅が195cm位の方は、
60cmの吊り戸と下台を2セット、75cmのカップボードを1セット、などのようにセレクトしていきます。
実際にどんな商品を選ぶとどれくらいの本体代金にあるのか下記の表にまとめてみました。



ぜひ、お宅の状況やお好みに合わせて、組み合わせを考えてみてください。
 
 


 


3.背面収納造作で、オリジナルなキッチン収納へ


 
内部収納を一から作る背面収納造作工事では、お客様の収納ニーズに合わせたプランを作成できます。
たとえば…「お気に入りの食器を飾ることができる見せる収納の部分も作りたい」、
または「今持っている家電に合わせた収納にしたい」… 等々。。
今や、キッチンは家族の団らん空間の中心に置かれることもあります。このため、見た目にもこだわったキッチン収納が人気になりつつあります。
下記では二つのタイプの収納プランを紹介します。



①見せる収納で憧れのカフェスタイルを実現



こちらのお宅では、LDK全体にアイアン、ウッド、ステンレスなどたくさんの種類の素材を組み合わせて
コーディネートしています。
全体に深めの色見で統一し、まるでカフェ空間のような趣です。
キッチンの収納については、お施主様がお持ちだった食器家具に合わせて、造作棚板を塗装。
アイアンの棚受け金物を使用し、LDKの雰囲気に合わせて仕上げました。
実際の収納量は少ないため、LDK内に別途大型の収納を設ける等しています。
ご家族構成によっては、キッチン本体の収納で十分な場合も多く、空間を楽しみたい方向けのプランになりました。



工事費用は収納家具はお施主様支給になったこともあり、かなり低く抑えられています。



・解体工事 2万円
・仮設工事 2万円
・木工事 6万円
・内装工事 3万円
・電気工事 3万円
合計で、
16万円です。



たとえば、棚板を増やしたり、内装材をタイルにするなどよりこだわりポイントはありますが、
その場合はご費用が上がっていきます。



②扉を設けて普段は生活感を隠す。スタイリッシュスタイル



見た目がきれいなキッチンもよいけれど、こだわった小物や統一感のあるキッチン用品をそろえたりと、
それはそれで大変そう・・・。
中々片づけの時間が取れなくても、扉の向こうにしまってしまえば見えなくなる(笑)、
そんな素晴らしい収納プランをご紹介します。



壁を新たに造作し、内部の棚板と大きな扉をつけるリフォームプランです。
扉の種類は木目やパネルタイプなど、LDKの雰囲気に合わせて選択しましょう。
オープン収納に比べると、かなり大掛かりな工事になり、且つ収納ユニットやパネルタイプの扉の金額も大きい為、比較的費用は掛かってしまいますが、生活感が見えないだけでなにやら高級感の漂うキッチンになります!
内部収納にお手持ちの家具を使うことでコストダウンを図れる場合もあるので、ぜひ検討してみてください。



以下は、内部造作も含めた収納の造作工事の費用になります。



・解体工事 2万円
・仮設工事 2万円
・木工事/周辺壁造作(間取りによっては不要) 4万円
・内部造作棚板セット 8.5万円 
・棚板組立工事 3万円
・建具/収納扉本体 26万円
・扉取付工事 3万円
・内装工事 4万円
・電気工事 3万円
合計で、
55.5万円です。
 
 


キッチン収納 本体交換


4.本体交換だけも収納力は格段にアップ!



現在お使いのキッチンが開き扉タイプの収納の場合は、ぜひ、引き出しタイプに変更を。
上記の写真を見ていただくとわかるように、
現在の引き出しタイプの収納キャビネットは、各メーカー競って収納力と高める工夫をしています。
開き扉タイプと異なり、デッドスペースが少ないので、鍋や食料品、ストック品やもしっかり収納。
また、収納小物が充実しているため、カトラリー類の小物を取り出しやすくなっています。



写真のような210cmのI型キッチンの交換費用として、
・解体工事 4.5万円
・仮設工事 4万円
・電気工事 4万円
・衛生設備工事 7.5万円
・キッチン本体 29~34万円
・キッチン取り付け 4.5万円
・住宅設備工事 1.5万円
合計で、
55~60万円です。
 
また、キッチン本体の交換費用について下記のページで詳細をまとめております。
→★★キッチン交換の費用★★
良かったらこちらもご覧ください!
 
 


キッチン収納のまとめ



いかがでしたでしょうか?
一言に「収納」といってもたくさんのプランニングが可能です。
お客様の生活スタイルや、お好きなインテリアまたは、予算に合わせてご提案させていただきます。
間取りの変更を含むプランにおいては、既存のお部屋がどのような形になっているか、
また配管の位置などにもより可能な工事が変わってまいります。



どうぞ御気軽に現地調査・プランのご依頼をご検討ください。
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