リビングと和室を一体化して広いLDKにする費用|リフォーム費用の手引き

リフォーム費用の手引き

リビングと和室を一体化して広いLDKにする費用

「広いリビング」というのは、リフォームでも人気テーマの一つです。
特にマンションでは、リビングに隣接した配置となっている「和室」を洋室化し、更に取り込む形で広いLDKへ改築する要望が増えております。



そこでここでは、和室をリビングへ一体化するリフォームにおいての「プラン例」と、それによって費用がどう変動していくのかを検証していきたいと思います。
「マンション」「LDKに隣接する和室」という条件だけでは、広さや配置など様々な仕様がありますので、一つのモデルとなる間取りをピックアップさせて頂き、それに基づいてリフォーム費用をみていきたいと思います。



リビングと和室のレイアウト例 : リフォームモデル「3LDK」


 
■「和室」…約6畳、畳(床)、クロス(壁)、ラミネート天井(天井)、押入れ 1箇所
■「リビングダイニング」…約10畳、フローリング(床)、クロス(壁・天井)
■「キッチン」…独立型の対面式キッチンで、出入口は枠材などによって仕切られているものとし、和室の改築においては工事の干渉が無いものとする。




今回は、和室を一体化するという事がメインの内容となりますので、
▶ 和室の洋室化
▶ LDと和室の間仕切壁・建具の撤去
この2点が主な工事となります。しかながら文章の表現としては同じであっても、実際にはその「仕上げ方」によって費用が大きく変わってきますので、その辺りを丁寧にご説明できればと思います。
 
基本的にはその「仕上げ方」のプランを「金額」と「統一感」とのバランスから検討していく必要があります。(統一感とは、和室を洋室へ改築した際のリビングとのデザイン面の統一感を指します。)



 


リビングと和室を一体化するリフォーム費用


 
「和室の洋室化」と「LDと和室の間仕切壁・建具の撤去」という2点を満たす条件の中で、コストを重視したプランから順にご説明させて頂きます。
 
 
プラン①【コスト面を優先した和室とリビング一体化プラン】 



まず始めに、和室とリビングを仕切っている壁と建具を撤去致しますが、壁の撤去跡は、床・壁・天井の補修工事が必要となります。また同様に、間仕切り壁の撤去によって一緒に破れてしまう壁や天井のクロスの張替えも行う必要があります。旧和室とLDの全てのクロスを張り替えると綺麗な仕上がりとなりますが、プラン①ではコストを優先という事で必要最低限の撤去した壁周辺のみの張替えとします。
既存クロスの柄が廃盤となっている場合は類似品を選んで施工します。ただし、同品でも類似品でも、既存クロスが経年によって色褪せや変色が進んでいる場合は、新しく張るクロスとの色違いが生じてしまう事もありますので、事前確認が必要です。
壁の工事…【 1 】  



次に床の工事についてご説明致します。和室の畳を撤去してフローリングを張っていく訳ですが、リビングはもともとフローリングとなっておりますので、まだまだ利用できるという判断のもと、和室のみ新しくフローリングを張る方法とします。
和室にフローリングを張る際、畳撤去後の下地が二重床工法なのかコンクリートスラブに直置きなのかによって、工事方法は多少変わってきますが、いずれにしましても畳の厚みとフローリングの厚みが違う為、リビング側のフローリングの高さに合わせて、レベル調整を行う下地木工事が発生します。尚、こちらも前述のクロス同様、既存リビングと同じフローリングが廃盤となっているケースや、同じ商品であっても経年による色褪せや変色によって、リビングのフローリングとは多少の色違いが生じますので、事前確認が必要となります。また、和室とリビングの境となる新旧フローリングのつなぎ部分には、見切り材を設置しますので、仕上がり後の見た目としては床を二つに分けている様な感じとなります。
床の工事…【 2 】



続きましては、和室の天井についてです。和室の天井は一般的に木目のラミネート天井を使用している場合が多く、解体して造り変えるとその分費用が掛かってしまいますので、プラン①では天井材の上から3-4mmのベニヤを直張りし、パテ処理を行った上でクロスで仕上げる方法を選択させて頂きます。
この際、和室の方が天井高が低く作られておりますが、リビングとの天井の段差解消(和室の天井高を上げる工事)は行わないものとします。
天井の工事…【 3 】



最後にその他の工事内容としまして、まず窓まわりでは、和室バルコニー側の窓に障子が設置されていると思いますので、プラン①ではこの障子の扉のみの撤去とし、敷居等は残したまま、そこにカーテンレールを設置する事とします。また、壁を撤去した際にコンセントやスイッチなどがある場合は、その移設を行う電気工事が発生致します。和室の押入れにつきましては中の枕棚などは改築せずにそのままとし、襖のみ洋風の木製引戸へ交換します。
その他工事…【 4 】



以上が、主にコストを重視したプランとなります。それぞれ概算となりますが、
【 1 】…3~4万円
【 2 】…20~22万円
【 3 】…4~5万円
【 4 】…10~12万円
以上合計しますと、
37~43万円位のリフォーム費用となります。
 
 
 
プラン②【違和感無い程度にはリビングとの一体感を保ちたい】



【 1 】壁のクロスについては、旧和室とLDの全てを張り替える…18~22万円
【 2 】上記 プラン①と同様の方法…20~22万円
【 3 】天井のクロスについては、旧和室とLDの全てを張り替える…6~8万円
【 4 】上記プラン①に加えて、押入をクローゼットへ改築…16~18万円
以上合計しますと、
60~70万円位のリフォーム費用となります。
 
 
 
プラン③【ある程度予算をかけてでも、より統一感ある仕上がりに】



【 1 】壁と天井のクロスについては、旧和室とLDの全てを張り替える…18~22万円
【 2 】和室だけでなくLDのフローリングも張替えて、ひと続きの床にする…38~42万円
【 3 】和室天井を解体してLDの天井と同じ高さにあわせる…12~16万円
【 4 】上記プラン②に加えて、障子の枠や敷居も洋風の窓枠に変更…17~20万円
以上合計しますと、
85~100万円位のリフォーム費用となります。 
 
 
簡単にご説明させて頂いた概算ではありますが、費用としては37万円から100万円位の金額幅となっております。今回、仮で設定させて頂いた間取りとなりますので、お客様宅と同じレイアウトや広さではないと思います。好みによってプランは無限に広がっていくものですが、あくまで一つの目安としてリフォーム検討の参考費用になれば幸いです。 






リビングと和室を一体化するリフォーム事例


 
最後に上記でご紹介した概算金額に該当するリビングと和室を一体化したリフォーム事例を、いくつかピックアップしてご紹介させて頂きたいと思います。



■神奈川県横浜市T様のリフォーム事例



ビフォー



アフター



【 1 】床面工事…29.5万円
【 2 】天井面工事…7.5万円
【 3 】壁面工事…13万円
【 4 】その他工事…4万円
以上合計しますと、
54万円のリフォーム費用となります。



《広さ》 リビング8畳+和室8畳
《近いプラン例》 プラン②【違和感無い程度にはリビングとの一体感を保ちたい】
《近いプラン例との主な違い》
 ・リビング8畳+和室8畳の間取りです。
 ・和室には押入が無い作りでした。
 ・リビングはフローリングではなくカーペットでした。
《費用考察》
リビングと和室を仕切っていた襖を撤去して、広いリビングに改築した事例です。こちらは和室に押入がない作りでしたので、クローゼットの改築費などはかかっておりません。フローリングはナチュラル柄の防音タイプを選択。尚、窓につきまして実際には2重サッシを導入しておりますが、このサッシ工事は今回の費用に含めておりません。
 



 
 






 
■神奈川県横浜市O様のリフォーム事例



ビフォー



アフター



【 1 】床面工事…45.5万円
【 2 】天井面工事…17万円
【 3 】壁面工事…19.7万円
【 4 】その他工事…24.8万円
以上合計しますと、
107万円のリフォーム費用となります。



《広さ》 リビング12畳+和室6畳
《近いプラン例》 プラン③【ある程度予算をかけてでも、より統一感ある仕上がりに】
《近いプラン例との主な違い》
 ・リビング12畳+和室6畳の間取りです。
 ・押入とその隣の収納は、1つの3枚引き戸で利用できるクローゼットへ改築しました。
《費用考察》
もともとのリビングが12畳と少し広くなっておりますが、その他の条件や内容はご紹介しました「プラン③」に近い事例だと思います。和室側だけでなくリビング側の窓枠や巾木なども交換して統一感を重視。更に、和室の天井は一度解体してリビングと同じ高さに揃えておりますので、広く一体感のあるリビングダイニングとなりました。尚、その他工事の内訳としましては、電気工事・押入改築工事・窓枠工事・巾木工事などとなります。
 



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