建て替えと比較、スケルトンリフォームの耐久性|リフォーム質問板

リフォーム質問板

建て替えと比較、スケルトンリフォームの耐久性

  • 40代
  • 神奈川県
  • 女性
  • 作成日時 : 2021/09/20 08:28
  • 戸建
  • 家全体(フルリフォーム)
  • 耐震

43歳夫婦子二人、ハウスメーカー施工築30年35坪二階建てのスケルトンリフォームか坪単価50万円程度で新築を建てるか、同程度の予算感で提案をうけており迷っています。スケルトンリフォームも耐震補強などできると安心であることは理解していますが、基礎についてはどの程度気にするべきでしょう。
坪単価が高くない新築とどちらがより長く安心して住めるものでしょうか。

山商リフォームサービスからの回答

お問い合わせ頂きまして有難うございます。

新築への建て替えと、スケルトンリフォームとの比較ですね。スケルトンリフォームまで実施されるとなりますと、現行の耐震基準と同等の補強工事なども実施可能となりますので、その点は安心だと思いますが、お客様が仰る通り「基礎」についてはしっかりと確認が必要です。

スケルトンリフォームであれば、基礎の補強工事を行う事も可能ですので、それが必要なのかどうかも含めて、ご提案を受けているリフォーム会社様に、現在の基礎の状況と補強計画について、ご納得できるまでしっかりと確認して下さい。

また、建て替えとリフォームで建築に関わる費用がほぼ同価格となりますと、おそらく水まわりや内外装などのグレードや性能は、全体的にリフォームの方がワンランク上になっている可能性があります。耐震などの補強工事については前述の通り確認が必要ですが、それだけでなく「長く安心して住める」には、生活の快適さや今後のメンテナンスも重要な要素となります。

例えば、屋根には30年以上メンテナンスフリーの商品もあれば、10年程度の周期で塗装を実施しませんと防水性能が低下する屋根材もあります。慢性的な雨漏りが発生してしまいますと、どんなに新しい木材であっても腐食の進行は顕著となり、建物の構造強度に大きく影響を及ぼします。

他にも、建て替えとスケルトンリフォームでは、建築費用だけでなく「諸経費」に違いが生じるのではないでしょうか。木造2階建てのリフォームでしたら、大規模工事であっても増築を行わなければ建築確認の手続きは必要性ありません。(市・県の条例等がある場合は除きます)

ただし、新築工事であれば建築確認やそれに伴う固定資産税などに影響がでてきます。状況によっては測量などの実施が必要となる場合もあります。これらの諸経費やその手続きに必要な期間の経費(仮住まい期間など)が嵩みますので、それらについても事前に掌握しておく必要があると思います。詳しくは、新築の提案を受けている会社様にご確認下さい。

建て替えとリフォームで、どちらの方が良いかという明確な回答は難しくなりますが、それぞれにメリットはありますので、本日お話しさせて頂いた事までトータルで検討された上で、最終的には投稿者様ご自身が何を優先されて判断されるのか決めていく必要があると思います。

以上ご参考になれば幸いです。
宜しくお願い致します。