和室と洋室を一体化して一部屋にする費用(マンション)|リフォーム費用の手引き

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和室と洋室を一体化して一部屋にする費用(マンション)

多くのご家庭が洋風の暮らしをされるようになった現在、和室を持て余している方もいらっしゃるのではないでしょうか。



そこで今回は、洋室と隣合った和室を洋室に変更し、一体化するリフォームについて説明させて頂きます。このような条件ですと、様々な部屋の広さ、配置等が考えられますので、後にご紹介します間取りを例に説明致します。



和室と洋室を一体化するメリット



まず、和室と洋室を一体化するメリットは下記のような点が挙げられます。



・掃除がしやすい
畳は湿度を吸湿する性質があるので、湿度が高くなりやすい上、自然素材の為カビやダニが発生しやすくなります。また畳だけではなく襖、障子もメンテナンスが必要となります。フローリングですと、掃除機や雑巾で気軽に掃除することが可能です。



・家具を置きやすい
畳は柔らかい素材ですので、同じ個所に負担をかけるとその部分が痛み、へこんでしまうことがあります。フローリングなら重い家具も置く事ができます。畳から張り替える事で、他の洋室との統一感が出ることからインテリアの選択肢も増えます。二部屋を一部屋にするので、部屋を広く使う事もできます。
また、ベッドを設置することが出来る為、介護が必要となった際も対応しやすくなります。



それでは下記の間取りを例に、和室と洋室を一体化するリフォームの費用について説明します。





和室と洋室を一体化する際に必要な工事



必要な工事は、和室を洋室化する工事、そして二部屋を一部屋にする工事となります。



・壁の撤去、コンセント、スイッチ移設
和室と洋室の間の壁を撤去します。
今回の例では、既存の和室と洋室を間仕切る壁にコンセント、スイッチがございました。間仕切り壁を解体するのに伴い、これらを移設します。



・天井の高さを合わせる
和室の天井を解体し、洋室の天井と高さを合わせます。



・畳をフローリングに変更、張替え
畳を撤去し、旧和室と旧洋室にまとめてフローリングを貼ります。その際、畳とフローリングは厚さが異なる為、二部屋の床の高さを調節することが必要になります。



・クローゼット造作
既存の押入、クローゼット、障子、敷居を撤去し、クローゼットを新設します。



・窓枠交換、カーテンレール取付
今回は張り替えるフローリングに合わせて、和室だけでなく洋室の窓枠も交換します。
   
・壁、天井のクロス張替え
和室の壁紙、天井のクロスを張替えます。合わせて洋室のクロス(壁、天井)も同じものに張替えます。



※今回の例では、和室の引戸は既存のまま利用します。



大まかにではございますが、上記の様な工事が必要となります。
次に、これらの工事にかかる費用を見ていきましょう。



和室と洋室を一体化する際の金額



※下記金額は概算となります。



・仮設工事(養生費、搬入費等)
 19,000円
・内装解体工事
 (畳・フローリング、障子、和室の壁&天井下地)
 142,000円
・収納解体工事(押入、クローゼット)
 44,000円
・床・壁・天井下地木工事
 (解体した和室の下地を洋室の高さに揃える)
 176,000円 
・造作工事(窓、カーテンレール造作)
 90,000円  
・クローゼット造作工事
 90,000円  
・床工事(フローリング(今回は防音フロア)貼り、巾木)
 210,000円
・クロス工事(既存クロス剥がし、下地処理、クロス貼り)
 74,000円 
・電気工事
 (和室の照明新設、洋室のコンセント・スイッチの移設)
 35,000円
  
以上の金額を合計して
約88万円となります。



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