幅113㎝の洗面台交換に関して|リフォーム質問板

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幅113㎝の洗面台交換に関して

  • 50代
  • 東京都
  • 男性
  • 作成日時 : 2023/01/20 12:09
  • 洗面室

今使用している洗面台の幅が113cm、両側壁になっているのですが、掃除のしやすを考えてハイバックタイプの物を選ぶと100cmの物しかないです。
13cmの隙間が空くのですが、造作で13cmのところにカウンターは作れますか?

山商リフォームサービスからの回答

お問合せ頂きまして有難うございます。

両端が壁で、幅113㎝と少し特殊なサイズの洗面台交換に関するご相談ですね。

まず始めに、
>13cmの隙間が空くのですが、造作で13cmのところにカウンターは作れますか?
というご質問ですが、「作れます」という回答にはなるのですが、実際に既製品の洗面台と同じ高さのカウンターを造作しましても、繋げる事はできませんので、どうしてもその継ぎ目から水が入り込んでしまったりという懸念が生じ、あまりおすすめできない方法となります。

そこで今回は、大きく2つの方法をご提案させて頂ければと思いますので順にご説明致します。

■1つ目の方法としては、オーダーサイズで注文できる商品を選択する方法です。「ハイバックタイプの場合、W100㎝の商品しかない」と明記がありましたが、現行の商品でも下記のような洗面台でしたらオーダーサイズで注文が可能ですのでいくつかご紹介致します。

①LIXIL「ルミシス」ボウル一体タイプ
こちらの商品でしたらハイバックタイプに該当し、横幅を113㎝で注文する事が可能です。ただし、言い方を変えますとオーダー商品だからこそ、サイズが選べる仕様という事でして、他の洗面台シリーズと比較しましても高額の商品となります。

②TOTO「エスクワ」バックパネル有タイプ
上記のルミシス同様に横幅がオーダーで選べる商品です。ミラー部とキャビネット部が分かれているタイプもありますが、バックパネル有を選択頂く事で、ミラー部とキャビネット部が繋がりますので、バックパネルタイプに近いスタイルと言えます。

③TOTO「ドレーナ」木目調キャビネットタイプ 片寄せボウルプラン
通常の洗面台の「カウンター部のみ」延長できる商品となります。①や②の商品と違い、職人が現場でカウンターを寸法に合わせてカットする商品でして、カット面はカウンターキャップという部材を利用して綺麗に納める事ができます。こちらもエスクワ同様にバックパネルを選択頂く事で、ミラー部とキャビネット部を連結できます。お客様が当初イメージしていた、弊社でカウンターを造作する方法に近い仕上がりではないでしょうか。尚、こちらは木目調のキャビネットしか選べない商品となっておりますのでご注意下さい。

④TOTO「オクターブスリム」間口対応タイプ(900~1350mm)
ドレーナ同様にボウルのカウンター部分のみ延長することができる商品です。①~④の中では最も商品価格が抑えて設定されておりますが、懸念点としてはミラー部が幅75㎝の商品1種類しか選べない事です。延長されたカウンターの下部はオープンの収納棚となります。
 

■2つ目の方法としましては、一般的な固定寸法のW100cmの洗面台を設置した上で、両端の壁自体を改築する方法になります。前述の通り同じ高さでカウンターを造作する事については懸念が生じますので、ボウルキャビネット部についてはむしろ壁厚を付加して隙間を無くす方法となります。キャビネット部は幅が13cm狭くなってしまいますが、その代わりにカウンターより上部の端壁については、壁厚を利用してニッチ(壁をえぐって作るくぼみ)の収納棚を造作するといった工夫が可能ではないかと考えます。

または、一般的な固定寸法の商品を利用する場合で、
・洗面台本体W90㎝+トールキャビネットW15㎝=W105㎝
を組み合わせて、残りの8㎝は壁厚を付加する方法になってくると思います。


ご紹介しました中では①②の商品が理想的だと思いますが、LIXIL、TOTOそれぞれの洗面台の中で高額商品に分類されます。ご予算に応じて、2つ目の方法も含めてご検討頂ければと思います。